こんにちは、めたぼザビでございます。
今回は、リカレント歴史の一発目になります。
読みやすいよう、できるだけ物語調で書いていきたいと思っております。
何回になるかは皆目検討がつきませんが、古代から現代まで必ず完成させたいと思います。
著作権云々があるので、画像は少なめにして各ワードにリンクを貼っておきます。
今を生きるのにお役に立てることがあれば幸いです。
読み物感覚でご覧くださいませ!
歴史を学ぶ意義
私の周りには、歴史を毛嫌いする人がかなり多いです。
特に、北海道という場所は歴史遺産に乏しいからなのか、一層この傾向が見られます。
文系の真髄は、行動の指針を示してくれることだと私は考えております。
私の専攻は統計解析系というコテコテの理系であったわけですが、データの利用の仕方という点において、文系の知識が役に立ってくれたと思います。
歴史は、世の中を形作ってきたエラ〜い方々の成功や失敗の宝庫です。古いスタイルのデータ、とも言えます。
これを私たちは、「勉強」という形で身をもって体感することなく、短時間で間接経験することができるという、ありがたい状況にあります。
取るに足らない凡人である私が、歴史を学ばずに毎日を送った場合、今の何倍もの失敗を重ねたことでしょう。それでは身が持ちません。
先人たちが作ってきたレガシーに、今後もおんぶに抱っこしていく予定であります。
では、さっそく始めていきたいと思います。
人類の起源はアフリカ!?
最古のヒトではないか、と言われているものとして、サヘラントロプスやアウストラロピテクスなどがあります。
ヒトがチンパンジーから分かれ、ヒトをヒトたらしめたものは、直立二足歩行と、礫石器の使用だと言われています。
猿人と言われる彼らの骨の出土は、アフリカに集中しています。ヨーロッパでも出土したようですが、ヒトであったということが証明されていないようです。
アウストラロピテクスは、「南の猿」という意味だそうです。
最初に発見された20世紀前半においては、ヨーロッパが幅を利かせており、「人類は神の化身」「人類はヨーロッパ発祥だ」なんて説を唱える創造論者がごろごろしていたそうで、こういう呼び名になるのはさもありなん、といったところでしょうか。
アウストラロピテクスもいろいろ種類があるようで、特に、完全な骨格「ルーシー」で有名なアファレンシスや、肉食が特徴のアフリカヌス、などが代表的なもののようです。
火や言語を使う原人
約240万年前にもなると、アウストラロピテクスから枝分かれし、新たな個体が出現します。
それが、ホモ=ハビリスです。「器用な人」という意味だそうです。
ここから、「ホモ=○○」という学名になり、ようやくヒト属の出現となります。
さらに分化し進化したホモ=エレクトスは、こんなことを思っていました。
なんかアフリカ寒くなってきてない?移住しようや!
というわけで、アフリカ外に適応するべく、より鋭利な石器を使い、寒さ対策として洞穴暮らしを始めるようになります。
ハンドアックスのような石核石器や、錐のような剥片石器など、礫石器に比べて高度になっています。
また、火を使用していたことが確認されているようです。
有名どころとして、北京原人、ジャワ原人などがいます。
中東にも広く存在していたようです。
言語の使用もあったようですが、ほとんど赤ん坊言葉に近いものだったようです。
遥かに進化した旧人
ヨーロッパ地域には、ホモ=ハイデルベルゲンシス(ハイデルベルク人)という種が存在していました。
知的レベルにあまり差異がないとして、ホモ=エレクトスに含められる場合があります。
カテゴリとしては原人のようです。
ここから進化したのが、ネアンデルタール人です。
学名については意見が割れているようです。
彼らは、こんなことを思っていました。
本格的に寒くなってきたから着るものが欲しいなあ。
ん?なんか邪魔者がいるぞ、原人だってよ。
というわけで、ルヴァロワ技法という新技法を用いた石器(尖頭器)や、毛皮による簡易な衣服を用いただけでなく、埋葬の文化があったり、戦闘を行った痕跡があったり、と原人からは飛躍的に進化しています。
いくつかのホモ=エレクトスを滅ぼしたと言われています。
また、火の使用も盛んになっています。
ヴュルム氷期に対抗するためと言われています。
このように、高度な知性を持っていたとされるネアンデルタール人ですが、なんと遺伝子が現生人類の一部に受け継がれているらしいです。
現生人類とほぼ同じ外見の新人
約20万年前に、現生人類の祖先と言われている種が東アフリカで登場、進化しました。
いままでの種族と大きく異なることといえば、概念や虚構(フィクション)の創作に長けており、仲間意識を作ることが得意だったようです。
邪魔なやつらを駆逐するぞ!
これにより、ホモ=エレクトスやネアンデルタール人との争いにおいて優位に立ち、全大陸や島々に拡散したと言われています。
氷期にあって絶滅を免れたのはこれが大きかったようです。
石器に加え、骨角器が使用され始めました。
さらに、骨や木でできた柄に石器を着装して使用していたそうです(細石器)。
芸術にも造詣があり、ラスコーやアルタミラには洞窟壁画が残っているそうです。
牛ってよくよく見たらカッコよくない?
牛の絵かくぞー。
外見や脳の容積は現生人類とほぼ同じであり、あえて分けるとするならば、狩猟・採集の「新人」、農耕・牧畜の「現生人類」とのことです。
代表的な例として、クロマニョン人、グリマルディ人、周口店上洞人、港川人などがあります。
新石器時代と文明の誕生
ヴュルム氷期が終わると、気候が安定して温暖になっていきました。
約1万年前のことです。
動植物は小型化、多様化し、打製石器も進化していきました。
そんな中、
食料は自分らで作るぞ!
ということになり、生産経済が始まります。
農耕や牧畜がこれにあたり、定住による集落が形成され始めます。
ヨルダン川のイェリコや、トルコのチャタル=ヒュコクなどがこれにあたります。
穀物を生産したものの、そのまま食べることはできません。
稲を例に考えれば、脱穀しなければとても食べられたものではありません。
これにより、新たな道具が登場します。磨製石器です。
鍬の刃先に用いられました。
磨製石器が登場したこの時期を、新石器時代と呼ぶことがあります。
また、土器が作られたものこの時代です。縄文土器が現時点では最古です。
都市の形成には様々な経緯がある
人が集まるところに都市が形成されていくのですが、気候のこともあり、基本的には中緯度地域です。
大河型
中緯度地域は、蒸発量が降水量より多いため、大河を求めて人が集まりました。
エジプト、メソポタミア、インダス、黄河、のいわゆる四大文明と呼ばれるものがこれにあたります。
拠点集中型
土地が狭いことにより、交易拠点が集中して都市が形成されるパターンです。
都市を主体とする都市文明が形成されることが多く、都市が「ネットワークの結節点」といわれる所以でもあります。
エーゲ文明がこれにあたります。
人口爆発型
穀物の生産により人口が爆発的に増加し、人手が集中して都市が形成されるパターンです。
長江、マヤ、オルメカがこれにあたります。
文明の誕生
都市が形成されると、だんだん富や技術が集中していきます。
その過程で、文字や金属器が誕生しました。
文字の発明は、人類の歴史の始まりでもありました。
権力は宗教色が強いものでしたが、文字はこの神殿への貢納物を管理するために生まれたとされています。
最古の文字は、シュメール人によるものです。
これをもって、文明が誕生したとみなされることが多いです。
まとめ、あとがき
いかがだったでしょうか?
世界史編一発目、文明の誕生まで書いてみました。
昔すぎてなかなかにつまらなかったかもしれませんが、そこは仕方がないということで。。。
ご精読ありがとうございました!
コメント
ありがとうございますm(__)m
とても面白かったですよ。
読みやすく、分かりやすかったです。
歴史は社会人になってから学ぶ方が楽しいですね♪
コメントありがとうございます。
歴史は面白いのですが、講師業に別のブログにと、追われておりまして全く更新ができていないという不甲斐ない状況です。
いつかは更新できればいいなと考えております。