こんにちは、めたぼザビでございます。
長らく更新が途絶えておりましたが、しれっと再開いたします。
皆さんが頭を抱える年間イベントに、確定申告というものがあります。
税金を払うために、時間をかけて行わなければならないという、時間も金も使わされる稀有なイベントです。
今回は、個人で10回超、法人で3度確定申告を経験した私が苦労したポイントをお話しいたします。
申告に関わらず、税務書類全般について話していきたいと思います。
源泉徴収されている人は、むしろ取り戻すチャンスです!
専門用語難しすぎ問題
「ここの欄に何を書いたらいいの?」的なことがたびたび起こります。
例えば、「納税地」という表現。これだけみると、管轄の税務署の住所かな?と思うのは私だけでしょうか。
私だけかもしれません。
しかし、国税庁のページにある通り、ここに書くのは平たく言えば自分らの住所ということになります。
こんな感じで、紛らわしいと思うことが多々あります。
他にも例を挙げると、「外書き」「内書き」という表現があります。
金額欄の上の方に小さいカッコがあることがありますが、だいたいが内書き外書きのどちらかです。
元々の意味は、その金額に含まれるのが内、含まれないのが外、ということになりますが、何を書くのかはその書類によって異なります。
いちいち調べないといけないのが厄介なものです。
記入欄狭すぎ問題
これは紙で提出する場合限定のお話ですが、記入欄が狭い!
どこが狭いかというと、固定資産の所在地を記入するところです。
収支内訳書を例にとると、画像のだいたい中央部分。
数値の記入欄に対して狭すぎません?w
不動産投資で賃料収入を得られている方々にはこの気持ちをわかっていただけるかもしれない。。。
時には、必殺技「同上」を使える時がありますが、使えないとき、住所表記のややこしい田舎なんかはなかなかしんどいです。
(法人)java入れないと動かない問題
Windowsで利用するe-Tax(ソフト版)をインストールしようとすると、エラーが出ることがあります。
これは機器の不具合あるあるですが、不具合解決法、みたいな検索上位にあるアフィ〇スが書いたようなネットの記事を見ても解決しないんですよね。
だいたい、再起動するとか、一度アンインストールしてやり直すとか、そんな当たり障りのないものです。
その一方で、そういう記事で解決しなかったけど別の方法で直した、的な記事も散見されて、このおかげで私は幾度となく難を逃れてきました。
その記事の中で、java入れたらインストールできた、的な記事があったんですね。
新しいPCやSurfaceには、javaのようなお古な言語は入っていないことがしばしばあります。
私のPCもその例にもれず、javaを入れたら解決しました。
そもそもe-Taxのソフト版は、2000年代前半にローンチされて以来、一度もシステムの大幅アップデートが入っていないものになります。
そらjavaないとダメだよな、というのも納得できますね。
個人向けのe-Tax(ブラウザ版)はずいぶん使いやすくなりました。
法人がブラウザ版で申告できるようにするか、ソフト版の大型アップデートが待たれます。
本当に使いにくいです。
でも使いやすくすると税理士の仕事が減るのか(爆)。
Win11でログインできない問題!?
e-TaxのWEB版にログインすることが多いと思いますが、Win11にアップデートしたSurfaceでログインできなくなりました。
同じ機器で昔はログインできていたものですが、その時と変わったことといえばOSくらいなものです。
他に原因があるかもしれません。
現在もログインできていなくて、非常用に持っているWin10のPCでなんとかしています。
Win11でもログインできている方が大半かなと思いますが、原因これかな!?と思う方がいらっしゃればどしどしコメントをいただきたく思います。
同じ機器のchromeでアマプラも見られなくなっているのですが、同じことが原因になっている気もしなくはないです。
ログアウトしないでブラウザを落とすと、、、
e-TaxのWEB版のログアウトを押さずにブラウザを落とすとどうなるかというと、、、
ログインできなくなりますw
ログアウトされていないので二重ログインになってしまいます、的なメッセージが流れます。
こんな感じの画像が出まして、すべてのウィンドウを閉じてから再度やってみるわけですよ。
まあ、無理なんですよねwなんなら再起動しても無理です。
しかし、これは検索上位の記事で解決できますのでお試しください。
デベロッパーツールってところからCookieを消去する感じです。
落とす時は、めんどくさがらずにログアウトボタンをポチることを肝に銘じます。。。
(法人)帳票作成の手順間違えて税額ブレまくる問題
資産管理タイプのマイクロ法人の確定申告をする場合の手順のテンプレとして(住民税は省略)、
⓪勘定科目内訳明細書を完成させる。
①別表6(1)を作って、源泉徴収された仮払法人税を処理(戻らない部分は損金になるので最優先です)。
②別表5(1)(2)の期中までの欄を完成させる(事業税が損金になるので優先です)。外国税額を損金にする場合は(2)に記入。
③別表8(1)(益金不算入になるため優先です)を完成させる。残りの別表2や15、16(1)(2)(7)を完成させる。
④別表4に純利益、納入事業税、益金不算入の配当、①で戻る仮払法人税の額を記入する。外国税額を控除に回す場合、記入する。
⑤決算書を完成させ、税額を確定。欠損金がある場合別表7(1)を完成させる。
⑥(外国税額を控除に回す場合)別表6(4)→(2-2)→(2)→(3)の順に作成して外国税額控除を確定する。
⑦別表1や次葉を完成させる。
⑧法人概況説明書と適用額明細書を完成させる。
⑨提出して納税
てなステップを踏むわけですが、⑥のタイミングを間違えると大変なことに。
別表4には「別表6(2-2)の数値」と書いてあるので、なんとなく同時並行で作りたくなってしまうんですよね。
なので備忘がてらに残しておこうと思います。
(法人)クレジット納付の手数料かかりすぎ問題
法人税が高額な場合、クレジットカードの手数料がなかなかに鬼畜です。
とはいえ、これは仕方のないことで、クレジットが使えるお店は、この手数料を念頭に入れた値段設定をしています。
安い飲食店はだいたいクレジットが使えないものです。
風俗店なんて10%や20%平気でとられますからまだマシです。
しかし、いざこの手数料を見せられると、納税では使う気になれませんし、納税利用の場合だいたいのクレジットカードのポイント還元率は通常より少なめになります。
というわけで、他の手段を用いることになるのですが、簡単なのはダイレクト納付です。
銀行から直接引き落としてくれるという優れものですが、個人の場合と異なり、法人の場合は申請は紙の文書で行わなければならない上、登録までに最低1週間くらいはかかります。
登録してある場合、これが一番便利です。e-TaxとeLTAXは別のシステムなので、個別に申請する必要があります。
他の選択肢として、インターネットバンキングがあります。
しかし、通常の金融機関の法人口座でネットバンキングを利用しようとすると、たいてい別料金が発生します。
そこで考えるのがネット銀行の利用です。しかし、、、
記事作成時点では、我らが住信SBIネット銀行は非対応です!
ウボァァァァァァァァァ!!!!!!
国税、地方税の両方に対応しているネットバンクはPayPay銀行、楽天銀行のようです。
口座をお持ちの方はご検討くださいませ。
素直に窓口納税で
eLTAXを利用していても、自治体は紙の申告書と納付書を郵送してくれます。
これが地味に便利で、中間納付の金額もすでに印字してくれています。
また、eLTAXで申告したとしても、紙の納付書で金融機関で納税することが可能です。
銀行が近くにある場合、何も考えずにこの選択肢でいいかもしれません。
e-Taxを利用していると、紙の申告書や納付書が送られてきません(使えねえな!)。
金融機関にある納付書を利用して納税します。
しかし、金融機関には納付書のストックがない場合もあるのでお祈りしましょう!
税務署番号や整理番号は、源泉所得税の納付書に印字されているものを参考にするといいと思います。
こいついつも祈ってるな。
なお、国税庁はプリントアウト用の納付書を用意していない(記事作成時点)ので、入手できない場合最悪税務署へ行かなければなりません(使えねえな!)。
まとめ、あとがき
いかがだったでしょうか?
今回は確定申告の記事でした。
毎年本当に厄介なやつです。
誠実に納税しても、政治家の横暴で湯水のように消えます。
子供ができた場合、税金の安い海外移住を積極的に視野に入れていきたいと考えています。
お読みいただきありがとうございました!
コメント
いつもありがとうございますm(__)m
毎年確定申告してますが、iDeCoもふるさと納税や医療費控除も、微々たる節税にしかならないですね。
増税額に追いつけません。
不動産投資や太陽光も検討しましたが、
資金効率や労力そして今から始めるという時期を考えるとどうなんでしょうかね。
資産形成としては有りだと思うのですが、私の場合、節税目的で始めると失敗しそうな気が。
やはり先ずは資産運用会社としてマイクロ法人を作るしか・・・
保有株式は法人に移す時には一旦売却してから再度法人の証券口座で再購入ですよね?
移管できれば良いのですが一度売却となると20%の納税だけがネックなのです。
ながながと、すみません。
『世界史②』も楽しみにしてますので、更新待ってます!
エヌビディア爆上がりましたね♪
コメントありがとうございます。
不動産投資はあるYouTubeチャンネルをきっかけに一気に広まり、物件への競争が激化していると聞きます。
太陽光はかつてより電力会社の買取が渋いです。
なんとも難しいですね。
同じ証券会社なら、個人から法人へ株式移管ができます。
が、みなし売却といって、売却したものとして20%の税金を払うのは変わりません。
移管のメリットは、売買の手間がかからないことと、売買手数料がかからないことです。
ご参考まで